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加熱するSPAC(特別買収目的会社)とは?

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SPACってなに

ロケットスタートアップのAstraや日本の代替肉を扱うネクストミーツがSPAC(特別買収目的会社)を利用した上場など、多くの投資家、実業家から注目を集めています。SPACを利用した買収には期限がある等ルールはいろいろなありますが、ここでは上場から買収迄の流れを知っていただければと思います。

①事業を行わないペーパーカンパニーを作成し、「(未上場の)有望な企業を買収する」と宣言に加えて、信用力のある人を代表に置き、市場に上場させます。その際に株主を募集し、資金調達を行います。

②次にSPAC上場した企業は、集めた資本で未上場企業を探し買収を行います。事業売却などより利益があり、通常の手順でのIPOよりもハードルが低いことに魅力を感じた未上場企業の株主がこれを受け入れることにより成立します。

③買収を行ったSPAC企業は中身のないペーパーカンパニーであるため、買収を行った企業と統合を行い、事業形態を引き継ぐ形になります。これによりSPACを用いた上場が成立することになります。事業形態を引き継ぐことから「SPACは裏口上場」といわれております。

日本版SPACは?

日本ではSPACは禁止されております。なぜなら、上場会社の事業体が大きく変化することをNGにしているからです。合併や買収により事業形態が大きく変化する場合は、実質的存続性に関する審査により猶予期間入り銘柄を指定されます。その後、適合しない場合は上場廃止になります。

Nexus Bankの例を挙げれば、Jトラストと株主交換を行いJトラストカードの子会社化を行いました。このような買収は良くある話ですが、Nexus Bankは本業が赤字のこともあり、子会社事業を引き継ぐ裏口上場の可能性があるとJPX(日本取引所グループ)は判断を行い、上場廃止の猶予銘柄に指定した形になります。

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